しあわせの古民家再生

  • 外観1 After
  • 玄関 Before
  • 天井 Before
  • 室内1 Before
  • 室内2 Before
  • 外観2 After
  • 玄関 After
  • ダイニング After
  • キッチン After
  • ダイニング After
  • 2F寝室 After
  • リビング After
  • 2F子供部屋 After

與四郎庵は宮嵜会長(お施主様の父)が小学生の時に建設され、70年が経つ。

今回20年先も活かせる住居としてリフォームが行われた。

お施主様の希望で梁を見せるようにリフォームされた興四郎庵。新たに付けたられた窓から光が差し込み梁が浮かび上がった。地元産で木目がしまった木材の梁。曲がりも昔ながらの知恵が詰まっている。

大工さんの高藤さんと小林さんにお話しを聞きました。

「今の家とはちょっと違う。だから3代もしかしたらそれ以上続くんだろうね。最近は現場で墨つけて刻んで(加工すること)が出来る大工さんが限られてきているよ。大工の手が入っている家はメンテナンスができる。そういう家を立ててる人は賢いと思うよ。」
3月から一人高藤さんはもくもくと木を刻んでいました。4月からお手伝いに入ったベテランの小林さんは囲炉裏の炉縁だった欅を生かそうと花器をつくってくれた。木の家に向き合う職人さんの技と人となりによって與四郎庵は生まれ変わっていきます。

設計担当の朝長さんと、現場監督の田中さんに話を聞きました。

「貴重な職人さんたちにきてもらえて良かったです。こんなお仕事もいつでもお申し付けください!」と田中さん。今回施工側でこだわったところを朝長さんと教えてくれました。
「台所のまわりは油汚れが飛び散るからパネルを全面につけるのが一般的です。でも今回そこが東側に面していたので上の方に窓をつけさせてもらったんですよね」

朝長さんが解説してくれました。

「台所は北側に開放的な窓があるものの東から光が欲しい朝日の紫外線は殺菌効果が高いし東窓をつけることで光が通り、部屋が明るくなりました。」

3代続く思い出のある外観を残したい。

地域交流の場という機能も維持していくというお施主様の希望のなか、環境工学をとりいれた住む人が幸せになれる間取りを実現していく。
「なかなか貴重な機会をいただいて面白かったです。」と朝長さん。
お施主様のご意向で見学もさせていただけますので宮辰建設までお問い合わせください。